三味線、鼓、太鼓・・・・
どれも日本の伝統芸能として脈々と現代に伝わっています。
かつて、野原も、喜多郎をはじめ、能、林英哲のコンサートなどで
それらの音色に感動した記憶も、あります。
その一方で、楽器の素材についても気になりだし。
当然ながら、それをどうこうと、善し悪しについて野原は言う権利もありません。
ただ、「現状を知りたい」と、心の奥で、思っていました。
おととい、新刊本コーナーで
「まるごと三味線の本」を見つけました。
一部、抜粋します。
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三味線の素材①紅木②花梨③象牙④べっ甲⑤皮⑥絹糸
三味線の皮は、ジャンルによって猫皮か犬皮かのどちらかを使用する。
・・・・中省略・・・・社会から白い目で見られる一方で、
その皮を使う演奏家は人間国宝になる。
その理不尽な構図を、何とかしたかった。
しかし、助成金目当てか、と言う心ない人もいたという。
そんな戦いのなか、1990年、殺処分される犬や猫の皮を
伝統楽器に利用できる法律が整備され・・・・
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新刊本ですし、この辺にします。
何事も、ある物事が完成するまでの道のりは長く
そこには私たちが、想像を絶する現実があるのだと思います。
誠に私たちは犠牲の上に成り立って生かしていただいている。
答えは出ないかも知れないけれど
いつもこれでいいのかと考える姿勢だけは、忘れたくないですね。
野原
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